完璧くんと久しぶりに逢う
あの当時私には彼が完璧だった
セックスも話も仕草も、もちろんステータスも
当時出会った最初の頃のNote↓
http://全てにおいて最高すぎる男|ちぃ @yuiotyuiioooert #note https://note.com/chi1029/n/na12143049c10
雑踏の中即座に私を見つけ出したことにちょっと感動
久しぶりの再会を楽しむ
互いに神楽坂に住んでいた時期があるので、ここは昔なんて話しながらお店まで散策をする
私を連れて行こうと思ったおでん屋は日曜日が休みだったようで急遽蕎麦好きな私のためにお店を選ぶ
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お互いの仕事の話をする
彼は映像系の仕事をしていて、みんながよく見るCMを手がけたりしてる
当時大仕事をしたあと出会ったので、あまりの凄さに尊敬したものだった
ふと思い出せば彼と出会った頃はカメラマンなど業界人多かった時代だったなぁと
私も彼らと出会って仕事貰ったりしてたなとw
さて話は戻るが
月日が経つのは早いものだ
あれだけ蜜月を過ごしたのが嘘のように私たちは自然に会わなくなっていた
ただお互いLINEは時折近況報告をしていた
彼にとって私は相性のいい女らしい
私もそうだった
でも久しぶりに会うとなっても私は昔のようなワクワク感が芽生えない
彼も私も当日になっても連絡し合わない
この時点で私たちは会うべきじゃなかったのだと思う
お互いが最高の相性だと言うのであれば、求め合っていれば、もっと会っていただろう
それをしてなかったのだから
彼は私を好きだと言う
私も彼を好きだと言う
でもそれはお互い特定の好きでは無い
博愛主義者というのは薄っぺらいものかもしれない
昨日そんな話を抱かれた後にお互いの求めるものという話をした
お互い恋焦がれる相手では無い
付き合うって何かが分からないという完璧くん
そう言われると私もわからなくなった
そんな感情の中ただただ欲望のままにするセックスが虚しいものだとは
どの体位も痛い
子宮が嫌だと言っているようだった
こんなセックスは実は初めてである
濡れやすいので、余程のビックサイズでない限りバック以外はイけるはず
なのに正常位でさえ痛い
感情がないからだろうか
抱かれて心が満たされないからだろうか
私を飼いたいと抱きながら囁く彼の顔は綺麗だった
肩まで延びた髪を抱きながら器用にまとめる姿はエロかった
でも抱かれながら他人事で見ている私がいた
私に彼はもう必要ないんだね
起きない彼を起こすこともない
彼の腕に抱かれて眠りたいもない
朝目が覚めて横にいる彼の寝顔みて愛おしいと思えない
私の気持ちはもう無いんだと知った
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朝食を一緒に食べ、送ると言う彼にもうちょいゆっくりしたいと告げて私は彼とまたねとキスを交わす
もう何も感じない
ただ唇と唇が重なっただけの行為
私が会いたいと思った完璧くんはあの当時の完璧くんで今の完璧くんじゃなかった
この先もう会うことはないだろうが、彼の手がけたCMを見て想い出に耽っていきたいと思う